太陽光発電は、地球への負担が少なく、カーボンニュートラルを実現する手段として一般家庭や事業用として広く導入されている再生可能エネルギーです。
しかしながら、台風による大雨や局地的な豪雨により太陽光発電設備の破損などの被害や、強風により飛散した太陽光パネルが近隣住宅の屋根を壊すなどの被害の発生が懸念されています。
このため、太陽光発電設備の所有者・事業者の皆さまにおかれましては、日ごろから適切な保守管理をお願いします。
火災発生の主な原因
・ケーブルからの出火は、施工不良が原因である場合が多い
・太陽光パネルからの出火は、経年劣化が要因になっていると推測される
・パワーコンディショナーと接続箱からの出火は、内部への水分等の進入、入力端子部等での接続不良、コンデンサの絶縁破壊が主な原因と推定される
・周辺環境を含め適切な維持管理が行われていない など
住宅用太陽光発電システムに起因した住宅の火災事故に注意!(消費者庁) [PDFファイル/753KB]
~~太陽光発電設備の火災を減らすためのポイント~~
① 発電設備や構成部品は耐用年数以内で適正に使用する
② 定期的なメンテナンスを専門業者に依頼する
③ ゴミや小動物が入るのを防ぐため、施工時の工夫が必要
④ 大規模な産業用発電所等では感電事故を防ぐために侵入防止策を徹底する
⑤ 設備周囲のゴミ、可燃物、及び枯草等の除去を定期的に実施する
太陽光発電設備は、モジュールによって光エネルギーを電気エネルギーに変換しており、光を遮らない限り一部のモジュールを除いて破壊等の他の手段で発電を停止させることは困難です。このことが、消防隊員による消火活動が制限される場合があります。
消火活動にあたる消防隊員は、通常の火災同様、放水により消火活動にあたりますが、火災初期から鎮火後まで、感電の危険性があるため、耐電手袋や耐電長靴を装着したうえで一定以上(6m以上)の距離からの噴霧注水で消火活動にあたります。
太陽光発電システムを設置した一般住宅の火災における消防活動上の留意点等について(消防庁消防・救急課、消防庁消防研究センター) [PDFファイル/2.95MB]
太陽光発電システム火災と消防活動における安全対策(消防庁消防研究センター) [PDFファイル/11.54MB]
台風の強風などで太陽電池パネル等の飛散事故が見られ、発電所構外に飛散した太陽電池パネルにより多数の住宅や車両を損壊する被害が他県で発生しています。
同様の被害を防止するため、設置者においては万全の対策を期すようお願いします。
「事業用太陽電池発電設備に対する台風期前の点検強化の周知依頼について」及び「一般用太陽電池発電設備に対する台風期前の点検に係る周知について」(経済産業省)<外部リンク>
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